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【天は人の上に人をつくらず人の下に人をつくらずの本当の意味】20200210-No103

【天は人の上に人をつくらず人の下に人をつくらずの本当の意味】20200210-No103

福沢諭吉『学問のすゝめ』の冒頭の文章にある、

「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらず」は、多くの方が知る有名な言葉だと思います。

しかし、これが「人間は、生まれながらにして平等なんだよ、上も下も無いんだよ。」という言葉のみが認知されてしまっているんだと知りました…。

この一文の先にはこう書いてあります。
「天は人の上に人をつくらず、人の下に人をつくらずといへり、

~中略~

「されども今廣く此人間世界を見渡すにかしこき人ありおろかなる人あり貧しきもあり冨めるもあり貴人もあり下人もありて其有様雲と?との相違あるに似たるは何ぞや。」

今風にいうと!

「神様は、人間を平等に作ってて、生まれながらにして上も下もない。
しかし、世の中には頭の良い人もいれば、そうでない人もいます、
金持ちもいれば、貧乏な人もいます!!平等じゃないですよね??」と

さらにこう書かれています。
「頭の良い人、そうでない人の違いは、学んだか学んでいないか!の違いだ。」
と。

「天は、人を平等に作ったけども、この世はどうしても優劣ができてしまう…
 この世の中を行き抜く武器が”学ぶ”という事なのだ」と。

~自分がこの世で生きていくために、必要な知識を学べ~

今は、パソコンやスーマートホンなどを通じて、調べ事をすればどんな知識も手に入る時代です。
得た知識をどう生かしていくのか?という「あり方」が問われるのだと思います。


人に喜んでもらい、その喜びを自分の喜びとして世のお役に立っていく。

改めて、何のために学び、何のために生きていくのか?を考えさせて頂くことが出来ました。

 ■福澤諭吉旧居・福澤記念館 https://fukuzawakyukyo.com/


皆さんの会社では、社員一人ひとりが自分の存在意義を証明しようと自ら学び、喜んで頂ける努力をされていますか?


最後までお読みいただき、ありがとうございます。